英会話 悪魔が恐れる男がいた。
先週から夫の兄が豪州から来ている。
義兄は7歳の息子を連れて来ているのであるが、豪州の港町の強烈なオーストラリア英語訛りが、私には理解に苦しい時が多々ある。
私も17年前にオーストラリアに住んではいたが、オーストラリアと言えど広し。
地域によって訛りの違いがあるのは当然であるが、しかしこの嫁と嫁の家族が話すオーストラリア英語が時に英語に聞こえぬ時があり、夫に通訳を頼まねばならない。
そんな義兄から聞いたのであるが、毎夜、義兄は息子に本を読んでいた時期が1年ほどあったらしい。
しかしある時、息子がいくつかの単語をイギリス発音で発した事がオーストラリア人の嫁の癇に障った。
「そんな発音は辞めて頂戴!あんたはオーストラリア人であって、イギリス人じゃないのよ。イギリス人のような発音は二度としないで頂戴!!」と言い、以来、本読みは無くなった。
だから義母が前に豪州に行ったときに驚いていたのであるが、(当時)4歳児の子供なのに本が3冊しか無いと言う事であったが、嫁はオーストラリア発音に拘っている。
私が子供達に日本語で話しかけ、それに応えるうちの子供達を見て義兄は「当然だよね。だってこの子達の親は2か国に別れているわけだから、2か国語を話せるようになって当然だよね」と何か自分に訴えるようにつぶやいた。
私は「そうよ。だから義兄さんの息子だって、別にイギリス発音して当たり前であって、それが困る事でもないし、将来どこの国で働くかも分からないわけで、どこの国の人と結婚するかも分からない。今のようなかなり強いオーストラリア英語で問題ないけれど、もしも今後世界に羽ばたいていく可能性があるのなら、イギリス発音であって損はない」と言った。
現に私が過去に働いていた大手の英会話学校では、都心部にある学校にはアメリカ人、イギリス人、カナダ人しか採用せず、田舎の過疎地にオセアニア圏出身の教員を配置していた。
それは発音がどうこうだからではない。
都心部には外資系企業が密集しているため、そこで働く会社人の生徒が非常に多かった。
外資系の企業のほとんどがアメリカ系かイギリス系であり、取引先がそのどちらかである会社が圧倒的多数を占めていたため、通う生徒さんがこの3か国出身の先生を指名して来る為、他の国、それが例えスコットランド出身であっても「嫌です」と言われるのが理由である。
これはあくまで、私が以前に勤めていた大手英会話学校の方針であるが、そんな事もあるから、「損はない」と思うのである。
義母は我が孫の話す強いオーストラリア英語を怪訝な顔で見る。
「何度聞いても耳慣れない」と言うが、私にとっては「英語」の幅が国によって広がりがあり過ぎるだけなのだと思っている。
うちの娘は何の問題も無く理解しているようであるが、しかし先日、アメリカ人の料理番組を見ている時に娘が「この人、英語話しているの?」と私に聞いて来た。
私には理解しやすいと思っていたため、意外にも娘には理解しずらいのだと妙に考えてしまった。
同じ英語圏であるが故の譲れない英語の誇りとでも言おうか・・義母は「英語はそもそもイギリスから発祥」と言うし、しかし豪州の嫁には嫁のコダワリがあるし・・
私など娘に大阪弁で話しているため、将来ちょっと可愛そうやなと思っている今日この頃。
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「米軍はエリア51で異星人と協力し、UFOを開発している」
おはようございます。
高一の次男にいいかもと思いながら買い求めて、ページをめくってみると、、、
『論語』に孔子は、こう遺しています。