恋愛限定品ショップ
「あぁ…もう可愛いすぎる……俺も好きだよ…」
翔さんはもう一度優しく口付けをしてくれた…
今度は何も考えず、柔らかなキスにただ酔いしれた…
「潤、明日はバイト？」
「はい、そうですけど……」
「バイトの前に智くんとケジメつけようと思う。出来ればそこに潤も同席してほしいんだ」
「俺もですか？！」
「ダメかな……」
智さんに一目惚れされたことは言ってなかった…
俺が一緒だったら、修羅場にならないだろうか…
「ダメじゃないですけど……」
「はっきりさせたいし、潤が隣にいてくれたら自分の気持ちがブレることはないと思うから」
翔さんはまだ完全に振りきれたわけではない…
二人で会うと気持ちがブレてしまうのではないかと
恐れているのだ……
その決意に俺の心が震えた……
「わかりました。俺も同席します」
「ありがとう」
翌日、大学の授業が終わると一目散に蕎麦屋に向かった
店の前で身体を縮めながら、翔さんが待っていた
「お待たせしました。寒かったですよね」
「俺もさっき来たところだから。じゃあ、入ろうか」
智さんに話がしたいと連絡済みだと教えてくれた
でも、俺が同席することは伝えてないらしい…
「おう……」
「今日は突然ごめん……」
「あれ？なんで松本くんと一緒なの？」
「お二人の話し合いに同席させてもらうことになって」
「ふーん……まぁ、いいや」
誰もいない店内で、四人がけのテーブルに
智さん、向かいに翔さんと俺が座った
「智くん……どうして突然いなくなったの？」
「翔ちゃんと一緒にいて、正直苦しくなった。だって男同士だと未来はないだろ？それにどうしても海外で絵画の腕を磨きたかったんだ……」
「それならそれで……ちゃんと言ってほしかったよ…」
「ごめん……俺は翔ちゃんから逃げたんだ…」
男同士の恋愛はそう簡単なものじゃない…
どれだけ好きでも、周りから受け入れられるのは
まだまだ難しく、自分の気持ちを保つのは
大変なんだと、二人を見ていてそう感じた……
「俺……ずっと智くんのこと忘れられなくて……だからいつか帰ってきたときにまた会いたいと思って、ここに通い続けた……おばさんも俺の心情を汲んでくれて、まるで母親のように接してくれたよ。でも、今日で終わりにする」
「そっか……翔ちゃんのこと幸せにできなくて、ほんとごめんな……」
「きちんと話せて良かった……これからはここにいる潤と一緒に幸せになるよ」
「ふむふむ………えーーーーーっ！」
ですよね……そういう反応になりますよね…
「もしかして……好きな人がいるって言ってたの、翔ちゃんなの？」
「……はい…」
「で、二人は付き合いはじめたってこと？」
「昨日から。お互い一目惚れだったんだ……」
「あちゃーっ！少し遅かったか……」
「遅かったって、どういうこと？！」
「実はさ……俺も松本くんに一目惚れしたんだ……ついこの間、告白したっていうのに……」
「そうなの？潤……」
「言えなくてごめんなさい……」
「ダメ……ダメ……絶対ダメ…」
隣にいる翔さんが、突然ブルブルと震えはじめ
冬なのにダラダラと汗をかきはじめた…
「翔さん？どうしたんですか？」
「あーあ……発動しちゃったよ……」
「えっ？何……どういうことですか？」
「翔ちゃんの嫉妬センサーがね……」
「潤、今すぐ辞めなさい。わかったね」
恋愛の凄いところを3つ挙げて見る
ミロスは思考を現実化する。
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ミロスクラブのメンバーとなっています。
■解説
ミロスは捏造体験談が多いので、
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そんな人の励みになれば幸いです。
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